例の事故により1118号機が廃回されてしまったようですね。
思えばロクニ最末期の1997年秋に1019号機のあと継ぎとしてレインボー機になり、レインボー客車
自体が引退した2000年以降も何故かその塗色を纏ったまま15年も過ごしてきた不思議なカマでした。
いつからか「虹釜」「ゲッパ」などと呼ばれていたようですが、1019号機とレインボーの組み合わせを10年間も
見てきた世代としては、たった2年程度の組み合わせだった1118号機は全くもってイメージが沸きません。
一時期は下留めヘッドマーク用のアダプターを常時付けられてひどい顔で運用に就いていましたね。
もちろん今回の旅立ちを撮りには行かれなかったので、17年前の1019号機の旅立ちの様子を。
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1998.8.24 東北貨物線 与野 配8557レ
EOS5 + 28-70mmF2.8 1/750 f.4.5 RC400
二代目レインボー機に牽かれて大宮へと向かう1019号機。
'97年の大晦日を最後に運用を外れ、田端の訓練線に留置されて色あせた同機の旅立ちには
ピカピカの1118号機が登板となり余計に哀れさを誘う。
この2台のレインボー機が現役として共存した約3ヶ月間には「江戸」をプッシュプルで牽引したり
重単を組んだりしたが、そんなに重要視していなかったので撮りに行くこともなかった。
ただ、"どっちか"と言われればやっぱり初期車の1019号機レインボーの方が好きなのは
「東海道PFアレルギー」が完治していない証拠だろう。
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1998.8.24 東北本線 大宮 入換
EOS5 + 28-70mmF2.8 1/350 f.5.6 RC400
大宮13番に到着した列車は入換で受け渡し線の15番へと転線後、DE11 1035にバトンを渡す。
このあと9月1日付けで正式に廃車となり、あっけなく解体されてしまった。
今回の1118号機もあっけない最期となってしまったが、1019号機の11年弱に比べて7年近く
長いレインボー機人生(?)だったし、デジカメの発展と重なっているので記録されている数は
格段に多いだろう。
しかし人の人生と同じく何が起こるか判らないもので、この件により、廃車予定だった1105号機が
生き長らえることとなったようだ。
残り少ない田端のPFだが、「撮りたい!」と思う日が来るのだろうか?
「撮っておいて良かった」と思うことはあっても、新しく撮りに出ることは無さそうだ。。。
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