先月、雷の後に中華レーザーを稼動させようと思ったら「彫刻機が接続されていません」になって
ウンともスンともいかなくなってしまいました。
家の中の電化製品を調べると、インターホン関連がダウン、無線ルーターがリセットされていることが発覚。
詳しく見ると中華レーザー用のノートPCのACアダプターが死んでいるようでした。
てっきり中華レーザー関連のところも雷サージ対策をされた電源タップを使っているものだと思い込んで
いたのですが、何かの時に他と交換してそのまま未対策タップを使っていたのでした。
ルーターは再設定で復活、ACアダプターは何度か抜き差ししたら復活、インターホンはダメで有償修理、
これは保険が使えるらしいのでまぁいいでしょう。
問題は中華レーザーですよ、、、使えないのは困る、非常に困る。
ということで、いろいろ試したのですが全てダメだったのでメイン基板を交換しました。
***********************************************************************************************
まず、どのような状態になったかというと、
・電源ONで初期動作はする。原点復帰OK。
・CorelLaserは起動する。PC自体に影響は無いので当然。
・「彫刻機が接続されていません」のアラートが出る。PCとの接続の問題か。
・レーザーテストボタンでレーザーは照射される。
・CorelDRAWからCorelLaserにデータを送っても反応が何も無い。
・電源、基板、全てのパイロットランプは点灯している。
・接続ケーブル類の接触不良も疑い、抜き差し等の基本的な対策はした。
そこで、USBケーブルを変えたり、接続するPCを変えたりしてみましたがやっぱりダメ。
そうするとメイン基板のUSB出口のあたりがやられたことによる不具合と考えました。
実装フューズの破断やコンデンサの破裂など、判りやすい事故ではないのでちょっとお手上げ。。。
メイン基板自体の交換のため、同等品あるいは類似品を探します。

筐体から外したメイン基板。
HT-XEON、モデル名は「6C6879-LASER-B1」です。
6ピンの電源ハーネスとX-モーターにフラットケーブルを使っているのが機器の特徴でしょうか。
実装されているパーツの破損や半田はがれ、パターン破断などを簡単に見たのですが
やっぱりどこが悪いのか判りません。。。
***********************************************************************************************
交換する基板として、X-モーターにフラットケーブルを使えること、ソフトにCorelLaserを使えること
を最重要視して選びました。

お得意のアリエクスプレスで、、、今購入履歴から見たらすでに品切れになってますが。。。(汗)
私が選んだのは M2Nano です。
基板サイズが約半分ですが、欲しい機能は全て揃っています。
送料込みで約12000円、普通郵便で3週間かかって到着しました。
画像のようにメイン基板、操作基板、ドングル、基板間ケーブル、USBケーブルの5点セットです。
***********************************************************************************************

いきなり接続テストの画像です。
M2Nano基板の電源が4Pハーネスでピンの並びも異なっていたので、元の6Pハーネスに
元の配置をメモし、ケーブルにもタグを付けてバラした後、M2Nano向けに組み替えて
とりあえず挿してみましたが問題はありません。
電源の右がY-モーターの4P、そのさらに右のX-モーターはフラットケーブルです。
元の操作基板は死んでいないのでそのまま使っています。
電源基板と操作基板間のケーブルもそのままです。
変わったのは本当にこの部分だけ。
基板が小さいため元の設置脚が使えないので、1箇所だけ筐体に仮止めしました。
***********************************************************************************************

ドングルを差し替え、CorelLaserを起動すると「彫刻機の初期設定が完了しました」になり、
接続が上手くいったようです。あとは設定の変更とテストです。
上の画像は新しくしたM2Nano用の設定です。
メイン基板の項目を「6C6879-LASER-M2」に変更、デバイスIDのところは基板にあるシールの
IDを打ち込みます。他は前の設定からまったくいじっていません。
メイン基板の項目には色々あるので、その名称を頼りに交換基板を探すのも手ですね。
あとは商品の現物画像を見ながらハーネスの違いなどを見極める必要があります。
同じような基板で価格が大きく違うものもあります。
これは対応するソフトが違う可能性が高いので、商品説明を確認したいところです。
基板名称に磨石が付くとMoshiDraw用、WinSealXPやCorelLaser対応の可・不可、USB出口の
形状など、ぱっと見ただけでもかなり違いがあるようです。
***********************************************************************************************

ウンともスンとも言わなかった中華レーザー加工機が復活した瞬間です!
キチンと20mm角をカットしました。
他の複雑なデータも難なく、以前と同じようにカットしていますのでOKでしょう。
ドングルについては以前のものでも対応可能でした。
ドングル自体は個別に対応というものではなさそうです。
ただ単にCorelLaserを起動する時に必要なキーということですね。
変わったことといえば、初期動作やカット終了時の原点復帰などが素早くなりました。
これでやっと通常の激光生活に戻れそうです。
以上、メイン基板不具合からの基板交換でした。
***********************************************************************************************
229/365