【あの一枚】 #210 留置車両 足尾にて ’02

先輩たちに誘われて車でふらっと訪れた足尾。
別に何をするでもなく、足尾～日光～宇都宮をぐるっとまわるドライブの途中でした。
改札を覗くと正面に見覚えのある色をした客車が居るじゃないですか。
時間はたっぷりあったのでちょっと寄り道して何枚か撮りました。

今度晴れたときにまた来ようと思ったきりすっかり忘れて、次に訪れた時には影も形もありませんでした。
2010年にオークションにかけられて、次の所有者のところに旅立っていったようです。

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2002.9　わたらせ渓谷鐵道　足尾
EOS5 + 70-200mmF2.8　SP400

一番端の側線に、留置された客車が4両。
手前からオハ12 198、オロ12 856（渡良瀬）、オロ12 854（利根）、オロ12 855（吾妻）。

2001年に廃車後、譲渡された「やすらぎ」は展望車と中間のオロ12 853（荒川）だけが塗色変更のうえ
「サロン・ド・わたらせ」として使用されていた。

「やすらぎ」の客車は入線から1年のこの段階でもかなり傷みが見え、どう考えても再利用されそうにない
廃車体のようで、現役時代を最初から最後まで見てきた自分にはちょっとショックだった。
その後、線路外で再利用されたというニュースは複雑な思いだったが、線路の上で朽ち果てるより
よっぽど幸せなのかもしれない。

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