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2014年10月22日 (水)

【模型】 TOMIX EF62(JR田端仕様改) もうひとつのロクニへ #17

側面ナンバーの下にテープ跡が付いてしまいガッカリの前回ですが、最終クリア仕上げまでにどうにかすればいいやという感じで現在放置です。

その間にやらなければいけないことが残っています。
未装着の手すり類を金属線材で作り、装着までしておかなければなりません。

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正面の入換用手すりは0.35mmの真鍮線を使用しました。

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2両分+予備で10本作り、まずは黒染めです。。。第1液で表面を活性化中。

先日、NH師匠から聞かれたのですが、私の黒染めは塗装下地作りの意味が大きいです。
個人的にはメタル用のプライマーよりも確実と感じています。
何よりも厚みや線径にほとんど変化が無いのがいいんです。
もちろん、塗料が剥がれたときに金キラ下地が見えるのを防ぐ意味もあります。

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Sr0012893

第2液で黒染め中。
常温1分ほどで真っ黒です。

第2液の中に第1液を垂らしてしまい銅が析出しています、、、でもまだまだ使えますよ。
「黒染めカラス」の銅・真鍮用200mLと活性化液を購入しましたが、この程度のパーツ染めだと一生使えるんじゃないでしょうか(笑)

黒染めの原理など興味無いかもしれませんが、ちょっとだけウンチクでも。。。

真鍮など銅合金の黒染めでは、表面に黒い2価の酸化銅(Ⅱ)=CuOを析出させます。
Cu2Oという1価の酸化銅(Ⅰ)もありますがこちらは赤褐色です。

模型でよく使う真鍮は銅と亜鉛、洋白は銅とニッケルに亜鉛が混ざって出来た置換型の固溶体です。
銅を中心とした原子配列のところどころが亜鉛やニッケルに置き換わってひとつの金属(合金)になっています。

その表面に酸化銅(Ⅱ)を析出させるのですが、そのとき表面にある亜鉛が邪魔をします。
銅合金用の黒染め剤で半田がうまく染まらないのはこのためです。
この表面の亜鉛原子を溶かして除去するのが活性化剤なんですが、表面に出ている原子だけ溶かすので実用上の厚みの変化はありません。
もちろん銅もゆっくりと溶かしますので、漬け過ぎると亜鉛と銅がどんどん溶けて素材が一回り小さくなってしまいますよ。
これを応用して、0.4mmよりもちょっとだけ細い線材が欲しい・・・なんて時には0.4mm線を活性化液でソフトエッチングして0.38mmとかにしたりも出来ます。

黒染め時に油や塗料の付着などは論外ですが、活性化剤で前処理することで極めて簡単に、きれいに仕上がりますよ。
しかし、同じ真鍮でもいわゆる「快削材」は鉛が含まれているので上手く染めるのは難しいです。

そして、析出した酸化銅(Ⅱ)は合金表面に超微細な凸凹をつくり、これが塗料の喰い付きを良くするアンカー効果をもたらします。
余分に析出した酸化銅(Ⅱ)がススのように表面に残るので、塗装前には軽く拭いて除去してやる必要がありますね。
また、黒染めした後はすぐに塗装しないと表面に赤褐色の酸化銅(Ⅰ)が出来て喰いつきが悪くなりますので注意が必要です。

師匠、自分はこんな感じの理屈で真鍮線や真鍮ロストパーツを黒染めしてから使ってます。
長々とスミマセン。。。

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そんなこんなで、黒染め完了した手すりをクリーム1号で塗装です。

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径はぴったり!
裏からMr.セメントSを流して無事に手すりの装着が終わりました。

1ヶ所、差し込みすぎて戻したら穴の周りのクリーム色が剥げた・・・。
タッチアップしてごまかしてあります(汗)

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Sr0012898

あれ?! 「2」が無くなってる!

あーあ、クリア仕上げしてないうちにベタベタ触ってたからどっか行っちゃったよ。。。
ショックでか!

っていうか、この角度だとテープ跡がほとんど判らないね。

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