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2014年10月 1日 (水)

【特集】 惜別 EF62 #1

惜別 EF62

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1997年9月30日

 ついに最期の瞬間が来た・・・。
碓氷峠が在る限り安泰を約束されていた彼等に、その使命を終える日が来たのである。 

 思えば13年前(アルバム製作時の1997年から)、東海道・山陽線の荷物列車全面EG化が実施された’84-2改正で彼らの一部が峠を降り、海岸線を走るようになる。
初めて聞くC-C配置独特のジョイント音、側面にずらりと並んだ大きなエアフィルター、傾斜のついたフロントウインドー・・・。
その全てが強烈に、そして確実に心のフィルムに焼きついた。

 当時、ロクニはゴハチを淘汰していったカマとして悪者扱いされることが多かった。
そんな彼らを記録することは少なく、もっぱら東海道線・東京口に残った3輌のゴハチを追いかけていたことを思い出す。
そして’85年3月12日、ロクイチのお召列車牽引を最後に東京区のゴハチも幕を降ろし、品川・宮原両区に残る81系和式にはEG装置をもつ下関のロクニが充当されることになった。
荷物列車の削減により運用に余裕が出来たためである。
それでも8輌、9輌といった長い編成の荷物列車が東海道を上下しており、その先頭に立つロクニにはゴハチとはまた違う魅力があった。 

 1986年2月、それまでのハーフサイズカメラから念願の一眼レフを手にした筆者はゴハチを撮るかたわら、東海道のロクニも撮影するようになる。
’84年2月ダイヤ改正からの2ヶ月間を目の当たりにしたゴハチファンにとって山から降りてきたロクニは、どうしても受け入れ難い存在であったに違いない。
しかし、本来の役目を捨ててまでゴハチの後を継いでくれた彼らに、最後まで声援を送りたいと思った。

荷物列車の廃止が発表されたのは、そのあとすぐのことだった。

上のイメージ写真は最後の営業列車牽引となった’97年11月9日、EL&SL奥利根号を牽いて上野に着いた43号機が推進回送として尾久に向けて発車するところ。

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1984.11.8 東海道貨物線 辻堂-藤沢 荷35レ
オリンパスペン・EE3 HR100

手元に残るハーフサイズネガの中で一番最初に現れるロクニの荷物列車。
15号機牽引の荷35レだ。もっと前にも撮っているはずだが、ネガが見当たらない。
久しぶりにハーフネガをスキャンしてみたが新しいスキャナとフォトショップでもこの程度が限界、それでもわりと良く撮れている部類に入るだろう。

周囲をよく見ると、この付近にもまだ木製架線柱が残っている。
夏場、撮影のために寄りかかると背中にコールタールがべっとり付いたのを思い出す。
この後、急速にコンクリート柱に植え替えられ、一眼レフを持つ頃には木製架線柱は残っていなかった。

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Simg57881

1985.3.24 東海道貨物線 辻堂 9322レ
オリンパスペン・EE3 HR100

こちらはひどい、、、朝の貨物線を上るヌマ座「いこい」を牽引しているのは17号機。
シャッター速度も選べないこんなカメラでよくもまぁ撮っていたものだ。

17号機は’85年に入っても電暖ジャンパー栓収めが移設改造されていなかったのか。
こんな写真では撮ったうちに入らないが、下関ロクニの改造前の姿は撮影できていないと思っていただけに、ちょっと意外だ。

しかしこんなブレブレ写真ばかり並べてもしょうがないので、次からは初めての一眼レフとなるキヤノンAE-1プログラムを手に入れてからの写真に飛ぼうと思う。

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