« 【関東大震災】 名もなきカメラマンの記録から #1 | トップページ | 【関東大震災】 名もなきカメラマンの記録から #3 »

2014年9月 2日 (火)

【関東大震災】 名もなきカメラマンの記録から #2

名もなきカメラマンの記録から、次のコマでは振り向いて江ノ電の線路越しに倒壊した鈴木療養所、
さらに西へ歩いて山本橋から鵠沼方面へ出たようです。

***********************************************************************************************

S10

大正12年9月12日 片瀬 七里ヶ浜

#1の「七里ヶ浜」の右手後ろを写したアングルで、ちょうど鈴木療養所が見えます。
竹垣の手前が江ノ電の線路で、崩れた民家と蔵の背後、高い位置の建物が鈴木療養所の
渡り廊下と病棟でしょう。

「鎌倉震災誌」には全壊したとありますが、鈴木病院のホームページ”鈴木病院の歴史”によれば、
二階建ての本館は残ったということです。

***********************************************************************************************

S11

大正12年9月12日 鵠沼

どうしてもこのネガに書かれた「鵠沼」が判読出来ずに、最初はずいぶんと悩みました。
ネガのつなぎ合わせが終わった時に、隣のコマに「クゲヌマ」とあったため、無理やり読めた次第です。
”鵠”の字の”牛”が見えて下の”口”は見えず、”鳥”の四つ点は一本棒になっているということでしょう。
”沼”はどうにか”刀”の部分が判るので、さんずいは縦棒に変わり、”口”はほとんど横棒ですね。

その右の字が判別不能で”N”と”E”と数字が見えるのですが、位置情報としては不適切なようです。

さて、写真は交換設備があることから、鵠沼駅を藤沢側から見たものと思われます。
傾いた電柱の奥にホーム上屋が見えています。
しかし手前のポイント付近の屈曲は凄まじいですね、30度近く折れた感じでしょうか。

境川橋梁の写真は無く、どうしてこのアングルになったのか疑問もありますが、やはりこの屈曲部に
眼を奪われたのかも知れません。
この後”クゲヌマ”と書かれた、倒壊した家屋の写真で一連の6コマを終えています。

***********************************************************************************************

245-1/365

|

« 【関東大震災】 名もなきカメラマンの記録から #1 | トップページ | 【関東大震災】 名もなきカメラマンの記録から #3 »

特 集」カテゴリの記事

--特集 関東大震災」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【関東大震災】 名もなきカメラマンの記録から #2:

« 【関東大震災】 名もなきカメラマンの記録から #1 | トップページ | 【関東大震災】 名もなきカメラマンの記録から #3 »