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2014年6月 7日 (土)

【模型】 自作インレタ実験室 #4  箔とトナーと溶剤

今回は、各種溶剤などによる素材の変化を実験した時のデータを表にしてみます。

スタンピングリーフ(錆金箔・マット白箔)の箔の面と、コピー・レーザープリンタのトナーの面に
綿棒に浸み込ませた各溶剤をなでつけ、面を引っ掻かないように擦って、溶けるかどうかを見ました。

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スタンピングリーフならびにトナーの各種溶剤に対する反応

記号 : ×は変化無し、△は辛うじて溶ける、〇は溶ける、◎は容易に溶ける

S2_5

以上のような結果になっています。

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錆金箔については表面がアルミ蒸着層のため全ての溶剤に対して変化が無く、ムキになって擦ると
箔に傷が付いて剥がれてしまう感じです。
マット白箔は顔料とバインダ樹脂なので反応がありました。
また、トナーも顔料と樹脂なので多くの溶剤に反応していますが、溶剤の種類によりかなり
反応に差があるのが面白いです。

ちなみにMr.カラーうすめ液は以下のような成分となっているようで、他のアクリルラッカー溶剤も
これらアルコールとケトンの配合バランスの変更とエステル類の追加などで目的とする効果を
変えているようです。

Mr.カラーうすめ液の成分

S3

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アクリルラッカー系うすめ液の標準として上記に示したMr.カラーうすめ液は、沸点が高く蒸発しにくい
イソブタノールと沸点が低く蒸発しやすいメチルエチルケトンを同比率で配合した真溶媒に、
希釈剤としてイソプロパノール、助溶剤に2-ブトキシエタノールとジアセトンアルコールを配合しています。

Mr.カラーうすめ液から派生の各種うすめ液はイソブタノールとメチルエチルケトンの割合を
変えることで乾くのが速いか遅いかの大きな違いを出し、各種助溶剤を加えて調整されているようです。

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エタノール、イソプロパノール、TAMIYAアクリルX-20Aなど、アルコール系の溶剤はことごとく×が付き、
今回の一連の実験には出番が無さそうな感じ。。。
また、F式WDにおいて紙の裏からコピックマーカーのカラーレスプレンダ(アルコール系)を
浸み込ませるとマット白箔を溶かすような記述がありますが、今回の実験では確認できませんでした。
管理人の藤崎氏も「やってる張本人にも良くわかっていません」と書いているように、もしかすると
紙がアルコールで湿ることで何か影響があるのかもしれません。

以上の結果を踏まえて、スタンピングリーフによるインレタ製作の実験は続いたのであります。

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