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2014年5月28日 (水)

【模型】 御料車14号 再製作 #21

まとまった時間を模型に充てられない今日この頃です。
実験がひと段落して目途がついたので、ここまでを記事にしておきたいと思います。

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Sr0012091

先日からOHPシートやいろいろな紙にポリビニルアルコール(PVA)を塗って実験しているのは
スタンピングリーフによる箔押しで御料車の番号や一般車の標記類を表現してみようというもの。

いくつもの違う紙に塗っては乾かし、レーザープリンタに通してスタンピングリーフの箔押し。
結果、いつも車体を作るのに使っている「超きれいな写真用紙」が上手くいくようだ。

他の紙は表面にキャストコートがされていないのでPVAを吸い込んでしまい、後の場面で
必要な処理が出来ないのだ。

画像はA4を半分に切り、メラミンスポンジでPVAを塗って乾燥中の「超きれいな写真用紙」
「エプソン スーパーファイン用紙」。

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Sr0012094

レーザープリンタでテスト用の文字を印刷。
PVAの上にも問題なく印刷出来ている。

これはエプソンのスーパーファイン紙に印刷したものだったか・・・?
文字濃度が若干薄い、設定ミスの紙を撮影したもののようだ。
本番は黒の濃度を最大に設定して印刷している。

スヤ51 1やマニ36 2001は、なんか適当に打ち込んでみたもの。。。

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Sr0012095

これは「超きれいな写真用紙」の本番印刷を切り出したのもの。
かなり黒が濃く、いい感じ。

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Sr0012100

捨て紙にスタンピングリーフと切り取ったテスト紙を挟み、ラミネーターに通す。

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Sr0012101

温度設定ができるラミネーターに最高温度で3回通した。

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Sr0012103

上手くいくとこんな感じに仕上がる。
失敗するとスタンピングリーフにシワが寄って使い物にならない。

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Sr0012105

これはラミネーター1回通しの失敗の画像。
ラミネーター1回通しだと熱が足りなくて箔が付かない部分があったり、3回通してもよく冷まさない
うちに剥がすと同じように欠ける部分が出たりするようだ。

これをアプリケーションシート(カッティングシートなどを貼るときに一旦移し取る透明な粘着シート)に
移し取り、車体へ再転写する。

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あれ? また画像が貼り付けられない!
23:30過ぎるとダメなのか? なんだそれ!

とにかく、原理だけ書くと、、、
PVAを塗った紙にレーザープリンタで文字を印刷し、そこにスタンピングリーフを熱で転写。(上の画像まで)
これはトナーが接着剤代わりになって、トナーの部分だけに箔を固着するため。

出来上がったものにアプリケーションシートを貼って水に漬け紙を剥がす。
キャストコート紙でも30分も放置すれば水がしみ込んで勝手に剥がれている。
これはPVAが水に溶ける性質をもつため。
また、箔+トナー部分はアプリケーションシートに粘着しているためそちら側に残る。

出来上がった箔付きアプリケーションシートから必要な文字を切り出し、車体に貼り付け。
アプリケーションシートは水で洗っても粘着力が残り、透明なので貼り付け位置が見える。

台所食卓用品の薄いシリコン鍋敷きを貼り付け部分にあてがいアイロンを低温で当てる。
冷めたらアプリケーションシートを剥がせば完成。
これはトナーが接着剤となって車体塗装面に固着するため。

これで透明デカール地の無い、インスタントレタリングのような仕上がりとなる。
たぶん初めての方法じゃないかと思うんだけど・・・。

画像が無いとサッパリわかんねー!

次は熱を使わない転写の実験結果を。
その前に今回の全画像か。

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