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2011年4月12日 (火)

操重車 ソ300形牽引 #1

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S61010508t

2001.5.8 南武線 尻手
EOS5 + 300mmF4 テレコン1.5X 1/180 f.4.0 S-400

新鶴見から通じる尻手短絡線を抜けて尻手にすべり込むロクイチ。
朝から天気に恵まれずどこで撮るか迷った結果、シャッター速度の稼げる正面ドカンを選び
せっかく川崎貨物まで入線したもののどこだか判らない写真になってしまった。
ロクイチの短絡線通過は前年6月の鶴見線弁天橋 「鶴見営業所」展示回送以来となる。

国鉄時代に2両製造され、橋梁架設に従事してきた「ソ300形」。
JR化後も田町電車区に籍を置き2000年まで東京工事事務所神奈川工事区所属として
人知れず各地で工事を行なっていた「自走可能な貨車」だ。
ロクイチの大宮工場・車両所一般公開展示のため回送と、操重車の用途廃止による廃回を兼ね
前代未聞、ロクイチ+貨車の運転に向けてお迎え単機が川崎貨物に向かう。

なお、遡ること9年前の1992年1月にパックが尾久-品川間でソ300を牽引している。

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さて、この一種のゲテモノ車両「ソ300形」は現役時代には貨車として機関車牽引され、工事現場
近くの留置駅まで輸送された後、線路閉鎖の手続きが取られた上で現場まで自走する。
その姿をとらえることは大変難しいと思われ、なかなかお目にかかれるものではないが、
ネガをひっくり返したら発掘・スキャンできたのでご紹介したい。

S300870324u

1987.3.24 東海道貨物線 辻堂-藤沢
AE-1P + 75-200mmF4.5 1/250 f.5.6 HR200

クレーン部を前に貨物線を下るソ300。
線路閉鎖がなされ入換扱いで自走しており、見張り員が無線で後部の操縦席と連絡を取っている。
まだギリギリ国鉄時代の撮影で、東京第二工事局三島操機区所属だ。

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コメント

ロクイチ+ソ300はびっくりの組み合わせでしたね。
お迎えの単機は私は尻手短絡線でやりました。
それにしてもソ300の自走姿を初めて見ました。

投稿: ko-nomo | 2011年4月24日 (日) 10:43

ko-nomoさん、コメントありがとうございます!

当日は単機が来るまで本当にあるのか心配でした。
もう少し天気が良ければ助かったんですが・・・。

ソ300の自走はビックリでしたよ。
すごいエンジン音で怖かった覚えがあります。

投稿: HP10SH | 2011年4月24日 (日) 22:27

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