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2010年2月 9日 (火)

DCリゾートしらかみ牽引 #6

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1998.3.25 東海道本線 藤沢-大船 回9824レ
EOS 5 + 80-200mmF2.8 1/750 f.4.5 XP2

茅ヶ崎の貨物中線で折り返し、横浜を目指して客線を上る回9824レ。

編成が短いのであまり望遠にせず、ロクイチがカーブに入ったところで切った。
このアングルだとNTTの赤白アンテナが顔のすぐ上に来てしまうため、モノクロのXP2で対応。
カラーは85mmで引きつけたが、露出不足で結果が良くない。

この時は唖然とする出来事があった。

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踏み切りの廃止以降この場所にはフェンスが張られ、上り列車の撮影場所にはフェンスの扉がある。
扉は観音開きで、合わせ目の中段には20センチ四方の穴が両扉に開いていてチェーンを通して施錠されている。
通常ならここからレンズを出して撮影できるが、定員は2名だ。
そこで脚立などを用いてフェンスを越える高さからの撮影になるわけだが、それでも5、6人が限界だろう。
この時は先客がいたためKT君の脚立で上から狙った。

通過の10分くらい前だっただろうか、車で一人現れて何やら準備を始めるがもう場所は無い。
どうするつもりだろうと話していると、おもむろに大きな道具を持ち出してこちらに来る。
なんと、草刈バサミより大きいチェーンカッターではないか。
まさかとは思ったが、脚立に登った自分たちの眼下でフェンスの網目を切った。
思わずKT君と「おい、やめろ」 「何やってんだ、ふざけんな」 という言葉が出たが聞く耳は持たない。
パチンパチンと切られて15センチ四方くらいの穴が開いた。

しかしそこまでして撮りたいか?
元に戻せないほどに破壊し、そのまま逃げる。
壊す勇気があるならフェンスを乗り越えて中に入れよ。

力ずくで止められなかった自分たちも共犯だろう。
何とも後味が悪い撮影だった。

これ以来、弥勒寺前踏切跡には行っていない。

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