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2010年1月11日 (月)

【国鉄を求めて】 チチブの機関車たち #1 【秩父デキ】

おかげさまで見切り発車からロクイチだけで50件の記事をアップすることができました。

眼にとまった画像から記事を書いているため、あちこち年代も飛んでいますが年次別でいくと残るは1984年~87年、
1993年、2004年~08年になります。
今回自分のネガ・ポジを見直してみたところ、なんと1993年の記録が無いことが分かりました
ロクイチを撮影した回数・・・ゼロ?

'93年は回客ばかりに充当され組み合わせ的にはいろいろ楽しめた年ですが、どうにも撮りづらいんですよ、回客は。
学校からちょっと抜け出して行かれる距離じゃないし、終わってすぐ出ても品川着に間に合わない。
実験をサボる訳にはいかず、わかってて行かれない時は本当に辛かった~
無いものは無い、それはもうしょうがないのでお気楽にいきます。
でも1993年だけ抜けてるのはシャクなので、何かで埋めようっと

さて、50件の区切りということで今週はちょっと毛色の違うジャンルをアップしてみたいと思います。
こんなのもあるんだな~くらいで観ていただければ幸いです。

2003年以降、仕事の肩書きばかりが上がってしまい好きな日に休みが取りにくくなると同時にロクイチの稼動状況も
限られてきて、休みにくい日曜日の運用が多くなってしまいました。
そればかりか高崎区のEF65特急色も風前の灯し火で、休みにちょっと撮りに行くにはスポット過ぎて効率が悪い・・・。

そんなときにたまたま見かけたのが、秩父鉄道のデキでした。
籠原の直線に居ると、たまに横を走って来るんですよね。
そしてこれからご紹介する2機を見つけたとき、スイッチが入っちゃったのでした

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1070409153061

2004.9.15 秩父鉄道 波久礼 306レ・単307レ
EOS 10D + 70-200mmF2.8 1/350 f.3.5 ISO400

単機で秩父に向かう108号機の横を、バラ積みセメントのホキ車を連ねて熊谷タに向かう
107号機牽引の306レが駆け抜ける。
乏しい公休日をほとんど全て費やし、この瞬間が訪れる日を待った。

総勢18両(2004年当時)のうちの2機が、こうして運用上並ぶこと自体は珍しいものではない。
しかし、交換駅、天気、貨車、片方が単機の条件に加え、秩父デキの最大の難関
「パンタの上げ位置」の条件がうまく揃うとなるとかなり難しい。
この写真も単機の108号機が進行方向「前パン」のため100点満点には遠い。

松尾鉱業から1973年に転入してきた107号機と108号機は、100番台8両のうちで「ひさし」を
付けた異端児。詳しくは他のサイトさんにお願いするが、出力も他の仲間とは異なる。
その風貌は国鉄旧型電機を髣髴とさせ、なんとも懐かしく暖かい感じがする。
私は彼らを見つけたとき、自分のカメラで記録できなかったEF15とダブった。
そして107号機は白Hゴムにゆがんだひさしという出で立ちから、米原区のゴハチ36号機を
強烈にイメージしてしまった。
車体側面などEF15がそのままショートになった感じで大変好ましいスタイルだ。
カマに対する思い入れが増すのと同時に、沿線のロケーションや貨車のバリエーション、
運用の多彩さにどんどんハマっていくのだった。

いつ行っても多くの貨物が走り、100番台、200番台、300番台、500番台のカマが区別なく
運用に入る様は在りし日の国鉄、ゴハチの末期、EF65特急色という自分が長年
追い求めたカマにそっくりの状況なのであった。
100番台(7両)が来れば当たり! 107・108号機ならお召機が来るようなものだ。
200番台(1両)はパレオエクスプレス塗装の色ガマ。
300番台(3両)はちょっとクソガマ(失礼・・・)、例えれば昔のPFか。
500番台(7両)は前期型は300番台とそっくり、後期型はED62を彷彿とさせるイケ面。
そして100番台は個々の外観仕様が細かく異なり、まるでゴハチそのもの。

こんなにバリエーションがあったらハマらないわけが無い。
しかし、松尾鉱業から来た2機に出会ったからこそ新しい被写体として秩父デキに進むことになったのだ。

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50795091

2005.10.5 秩父鉄道 永田-小前田 チキ工臨(積車)
EOS10D + 70-200mmF2.8 1/750 f.6.7 ISO400

一年に何回か運転されるレール輸送列車が寄居から石原に向かう。
珍しく両パン上げでチキ車を牽引する507号機。
近年は冬季限定で全列車が両パン上げとなる規定が設けられている。

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1050504t2051

2005.4 秩父鉄道 大麻生 単205レ
EOS5 + 70-200mmF2.8 S-400

桜堤の並木をバックに大麻生駅の側線に進入する105号機。
こんな光景を毎年、いつまでも見せて欲しい。

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コメント

お邪魔いたします。

秩父デキ107と108の並びを拝見して
お!カッコいいじゃんと今更ながら思いました。
秩父は、青になって敬遠がちとなりパレオの補機と
来た貨物をついでに撮る程度でしたが…
両パンで走る姿をこうして拝見するとスイッチ入っちゃいそうです


投稿: 臨A1 | 2010年1月11日 (月) 21:57

臨A1様
コメントありがとうございます!

107・108号機は本当にカッコイイです(^^)
私はこの青塗装しか知らないのですが、今の自宅から1時間かからずに会いに行けるので
近年の主要被写体として秩父デキをやっております。

興味を持ち始めてから、ギリギリでセメント列車廃止に間に合ったクチなので
昔のような雑多な貨物列車は撮れませんでしたが、今と比べれば本数も多く、
楽しい撮影ができました。

両パンタ上げは3月末までやってま~す(^^)

投稿: HP10SH | 2010年1月12日 (火) 01:17

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