【あの一枚】 #255 テツ人生最初期のネガから 「くつろぎ」
何か記事になるネタが無いかと漁っていたハーフサイズネガから、ゴハチを意識して撮り始める前の
遊びで撮ったネガが見つかりました。
後の通番を付けてのファイリングから外れた、自分的に”神話時代”のネガです。
ゴハチを撮るのにオリンパス・ペンEE-3を与えられる以前、祖父の箪笥に中に小さいカメラがあるのを
見つけてフィルムを詰めてもらい、遊びで何でも撮っていました。
そのカメラの機種などまったく判らなかったのですが、「ハーフ カメラ」に今でも忘れない「自動巻き上げ」を
加えて画像検索したら一発でヒットしました(笑)
それはリコーの「オートハーフ」(最初期)というカメラだったようです。
これまた走る列車を撮るなど不可能に近いカメラですが、奇跡的に上手く撮れているカットがありました。
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1984.2? 東海道本線 辻堂-藤沢 8102レ
リコーオートハーフ (25mmF2.8 1/30? f.?)
見事にテールマークに同調した流し撮り。奇跡といってもいいだろう。
ほかのコマでも被写体ブレも含めたブレがひどいのでスペックにある1/125固定・自動絞りではなく、
1/30固定の手動絞りモードになっているように思うが、その切り替えがどのようになっていたのかなど
まったく判らずにただただシャッターを押していた。
それにハーフサイズなので、普通に構えると縦の構図になってしまう。
前後のコマでは道床に残雪が見え、この「くつろぎ」を牽いているのがPFなので59-2改正後の
早い時期ではないかと予想する。
また、後コマの荷36レと思われる列車に逆光ながら91号機と思われるゴハチが先頭に立っている姿が
写っているからだ。
この「くつろぎ」のスジはもちろん8102レで間違いないだろう。
荷35レのカマ番号でも判別できれば改正前後の絞り込みに有力な情報になるのだが。
ちょっと待った! その後のコマにも2灯シールドビーム機のゴハチが牽く荷36レらしき列車があるのだが
背景のニチイ辻堂店が開店していない。。。
ニチイの開店は1983年5月17日?(※)、くつろぎは1983年6月落成、雪が降るのは冬。。。
そうするとやはり1984年新春で間違いないのだが、なぜニチイの入り口に工事用フェンスが
張られているのだろう・・・今頃になって疑問が湧いてきた。困ったもんだ。
(※)よくよく調べるとニチイ辻堂店の開業は1984年9月19日となっているようで、1983年5月17日は
工事の着工日のようです。それならば辻褄が合います。
しかしどうでもいいですが、開業半年以上前にこんなに完成してましたかね・・・。
毎日見ていましたけど、それがいつなのか、この時代に日記など書いてなくまったくリンクしません。
やっぱり日記を付けるという事は大事ですね。
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