【あの一枚】 #338 赤PF1019号機 「出雲」初充当 '95
昨日の東北方面ブルトレで思い出したのが、東海道の「出雲」牽引です。
レインボー機として登場してから8年、『絶対に東海道ブルトレには入らない』と言われていた1019号機が
ついに「出雲」に充当されました。
地元だし、これは撮らないわけにいきませんね。
その後も何度か出雲に充当され西のブルトレ運用をこなしたりもしましたが、さすがに重い腰が
上がりませんでしたし、大学の近くに下宿を始めると朝の東海道に出るのも億劫になって、これが
最初で最後の1019号機の東海道ブルトレ撮影となってしまいました。
東海道方面でのマーク付きブルトレ牽引実績は「出雲」・「瀬戸」・「彗星」の3列車、マーク無しだと
急行「銀河」・「ちくま」でしょうか。回送だと「あかつき」にも入ってますね。
あ、東京-品川(客操)の段落とし回送にも入ってるか。
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1995.4.9 東海道本線 藤沢-大船 1004レ
T90 + 80-200mmF2.8 1/500 f.4.5 NS-160
直前までどこで撮るか迷ったが、やっぱりここ弥勒寺前へ。
意外と気合いが入っていて、夜明け前からチャリを飛ばして一番電車よりも早く現着している。
遠く朝もやに煙るカーブから現れた列車は、真っ赤なボディに真っ赤なマークが意外に似合うと思った。
このときはまだ1月の阪神大震災によるイレギュラー運転中の「出雲(2号)」で、列車は4号のスジに
乗せて運転している。
震災以降、山陰本線の電化工事の影響により'93年から伯備線経由で運転されていた出雲1号が
不通区間にかかるため出雲1・4号は運休となり、3月31日までは14系寝台を用いた出雲2・3号が
一往復のみ「出雲」として運転されていた。
4月1日から東海道・山陽本線被災区間が全面復旧となり、ブルトレもやっと通常運行に戻ると
思われたが、すでに4月16日発分までの寝台券をイレギュラー体制のまま発売してしまっていたため、
すぐに元に戻すことが出来ず、「出雲(2号)」はそのまま4月16日発まで4号のスジで運転している。
その間、もう一本は「出雲84号」(2号のスジ)として運転され、どうにか出雲は2往復体制になった。
なお、4月17日発からは元のスジによる24系「出雲1・4号」、14系「出雲2・3号」に戻っているので
1019号機による初の東海道ブルトレは、14系寝台が4号のスジで上ってくるという2ヶ月半の
中でも特にイレギュラーな17日間の中で実現したことになる。
そういえば、3月下旬にYN2先輩から迂回運転中の「あかつき82号」を撮影に行かないかと
誘われたのだが、バイトと初めての独り暮らし準備のため涙を呑んだことを思い出した。
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